== 二胡リスト01 ==

価格・お引き渡し方法は検討中。
基本的に御依頼があってから作ってもらうので、お急ぎの方は無理。
時間がかかってもいいからどうしても欲しいという方は御連絡ください。

おじいちゃんが日本にいる時 ¥560,000- くらいで里親募集。
LP-0001 『老紅木琵琶』

産地:北京・仇庭玉制

特徴:老紅木琵琶です。仇庭玉は北京の有名な琵琶作家です。おじいいちゃんの老師が北京へ行ったおりに中央音楽学院で入手してきてくれました。おじいちゃんが慣れない琵琶を扱うビクビクした姿は見ていて非常に滑稽ですが、本当にこんな高価なものを買ってくれる人がいるのでしょうか?
 とにかく、どうやって飛行機に乗せて無事日本へ持って行くかが頭痛の種らしいです。


== 拡大写真 ==
全体(表)/全体(裏)/琴頭(表)/琴頭(裏)/面板

※ 撮影条件の都合上写真に多少のゆがみや変色があります。

 (06年10月)


おじいちゃんが日本にいる時 ¥270,000- くらいで里親募集。
EH-0002 『黒檀六角二胡』

産地:北京・南建成制

特徴:黒檀製です。材の処理が丁寧で木目が浮き出て奇麗です(日光を当てた写真参照)。
琴筒内側の削り方に特殊な新製法を使用しています。筒の厚みを皮近くで薄くする方法は多いですが、これが正面から見て円形(普通はあくまで六角形)になるように削ってあります。これにより琴馬から筒までの距離がどこでも均等になるのですね。
琴筒内側に「南建成制」印のシールが貼ってあります。
 南建成二胡製作室は2004年(中国の)全国二胡制作大賽の烏木六角二胡部門で一等賞を獲得しました。受賞記事はこちら(中国語)。表示できない方はこちら


== 拡大写真 ==
全体/琴頭琴軸/琴筒正面/琴窗/琴筒側面/琴筒(直射日光)

※ 撮影条件の都合上写真に多少のゆがみや変色があります。

 (04年11月)


↓↓ここから下はおじいちゃん使用の楽器いろいろ↓↓

RH-0001 『紅木中阮』
産地:北京・饒陽北方民族楽器制

特徴:紅木製の中阮です。琴品は鋼品、琴軸の装飾はプラスチック、琴框には螺鈿装飾で鯉が描かれています。
おじいちゃんが練習のために中阮を購入しようと市内を散々歩き回ったあげくに、結局知り合いの楽器店で取り寄せてもらったのですが、その時おじいちゃんは「そこそこの値段でそこそこの品質を頼んだら、届いたのはそこそこだった」と微妙な事を言っていました。螺鈿とか手間をかけなくていいから琴軸とかちゃんとした材料で作って欲しいナってのが正直な所。もう少し安い品で牛角軸もあったりするので、値段的な問題じゃないと思います。工場制作だとそういう所はこだわらないのかも?
中国の工芸品等では材料の傷や穴を隠すために装飾する事があるので、必ずしも装飾されているのが上質とは限りません。


== 拡大写真 ==
全体/琴頭琴軸/面板/螺鈿装飾

※ 撮影条件の都合上写真に多少のゆがみや変色があります。

 (06年11月)


CB-0001 『倣明代茶杯』
特徴:明代茶器のレプリカです。中に水を入れて音高を調整し、縁を擦って音を出しますが、むしろお茶を飲む方が実用的。おじいちゃんが行きつけのお茶屋さんで買ってきました。中国には「水碗」という楽器がありますが、これは普通の茶碗です。
 ただし擦って音の出る茶杯は非常に作りがいい物で、お茶屋のおじさんが言うには生地が均一で適度な薄さが必要、らしいです。とはいえ別に珍しい物ではなく、ちょっと奮発すれば買える程度です。感覚的には底が深い方が共鳴が大きくていい音です。
== 試聴(mp3) ==
倫敦徳里小調(880KB)

※ 音域と音質を得るため、底の深い茶杯のg音をサンプリングし、Mac上で歪めた音高を切り貼りして作っています。

 (06年10月)


おじいちゃんが日本にいる時 ¥480,000- くらいで里親募集。
EL-0001 『老紅木六角二胡』
産地:北京・南建成制

特徴:おじいちゃんがEW-0001の烏木琴を日本で隠居させた後、その代りとして購入した琴です。最初から琴托部にヒビがあったけど音色を惜しんで交換せずに自分で修理しました。ウロコの形が他の琴より長細いものの、小さい訳ではありません。琴碼は紫檀製の職人さんが作ったちょっと特殊な型で、購入時にもらいました。


== 拡大写真 ==
全体/琴頭琴軸/琴筒正面/琴窗/琴筒側面(直射日光)

※ 撮影条件の都合上写真に多少のゆがみや変色があります。

 (04年11月)


ZW-0001 『黒檀中胡』

産地:北京・南建成制

特徴:おじいちゃんが楽隊に参加していた時、中胡を持っていなかったので、中胡パートは二泉琴でを使っていました。ステージへの参加を許されるようになり、本格的に中胡を頑張ろうと一念発起して特注したのがこの中胡です。しかし、届いた時には楽隊が解散、一度も日の目を見る事なく埃をかぶるはめになった不憫な琴です。
 中胡は需要が少ないため、いい物はあまり見かけません。二胡よりも大きめに作られており、純5度低い定弦に調弦します。南建成制は六角琴が多いですが、これは方圓琴で筒を前から見ると八角形、後ろは円形になっています。筒自体が大きいので一辺が大きくなるのを嫌って八角にしたのだと思います。


== 拡大写真 ==
全体/琴頭琴軸/琴筒正面/琴窗/琴筒側面(直射日光)

※ 撮影条件の都合上写真に多少のゆがみや変色があります。

 (06年7月)


EW-0001 『烏木六角二胡』
産地:北京・南建成制

特徴:おじいちゃんが以前メインで使用していた二胡ですが、現在は日本で隠居中。おじいちゃんが日本に帰国した時の練習用です。烏木製ですが、皮・材も申し分なし。琴筒内側に「南建成制」印のシールが貼ってあります。南建成の烏木二胡って以前はこういう表面の処理だったのですけど、最近ではEW-0002のようになっています。材料は同じだと思います。写真はすでに使い込んでいて汚いですが、さすがに皮もこなれて音は柔らかいです。ただ、音窗から見て筒の下に髪の毛ほどの亀裂が入りました。修理すれば使用には問題の無い程度。烏木は伸縮が大きいので他の材質よりも亀裂が入りやすいです。


== 拡大写真 ==
全体/琴頭琴軸/琴筒正面/琴窗/琴筒側面/琴筒(直射日光)

※ 撮影条件の都合上写真に多少のゆがみや変色があります。

 (04年11月)


EZ-0001 『紫檀六角二胡』

産地:北京・南建成制

特徴:小叶檀(紫檀系の檀木)製です。EW-0002と同じように琴筒内側の皮付近を円形に削る特殊な新製法になっています。琴筒内側に「南建成制」印のシールが貼ってあります。
学校の机に置いていたのを子供に叩き落とされて、琴頭破損・琴筒も接着されている角がパックリ口を開きました。もともと筒の共鳴が大きい個体で一般の二胡よりも余韻が長く感じられましたが、琴筒が割れて皮がゆるんだのが原因か、修理後さらに振動が大きくなりました。
現在おじいちゃんが日本で出歩く時に持ち歩く外二胡になっています。


== 拡大写真 ==
全体/琴頭琴軸/琴筒正面/琴窗/琴筒側面/琴筒(直射日光)

※ 撮影条件の都合上写真に多少のゆがみや変色があります。

 (04年12月)


QW-0001 『烏木六角二泉琴』

産地:北京・南建成制

特徴:おじいちゃん使用の烏木製二泉琴です。「二泉映月」演奏用の低音二胡で普通より5度低い音で演奏するように、琴筒が大きめ、琴杆が長めに作られています。琴筒内側に「南建成制」印のシールが貼ってあります。
おじいちゃんが楽隊で中胡を担当していた時に使用していました。入手1ヶ月、楽隊の休憩時に壁に立て掛けておいたのを、そこ(芸術団)のダンス教師に蹴り倒されて琴頭が切断、最初は接着剤でくっつけていたのですが、無理を言って製作者南建成の所できれいに修理してもらいました。この時以来おじいちゃんは二胡を壁に立て掛けるのを極度に嫌がるようになりました。


== 拡大写真 ==
全体/琴頭琴軸/琴筒正面/琴窗/琴筒側面/琴筒(直射日光)

※ 撮影条件の都合上写真に多少のゆがみや変色があります。

 (04年12月)


BW-0001 『中音板胡』

産地:北京

特徴:おじいちゃん使用の中音板胡です。琴杆・腰馬は烏木製です。琴窗には龍が彫られています。サンプルで送られてきた物をおじいちゃんの二胡老師に押し付けられたような身の上の板胡です。烏木の琴托はいい感じの重さがあるのですが、例によって亀裂が入ったのを修理しました。琴碼はおじいちゃんが吉★家の竹製割りばしを削って制作。入手した時から琴軸が少し曲がっていて時々緩くなったり回り方がおかしかったのですよね。演奏には影響ないので放っておいたのですけど、一度ちゃんと修理しなきゃいけません。


== 拡大写真 ==
全体/琴頭琴軸/琴筒正面/琴窗/琴筒側面

※ 撮影条件の都合上写真に多少のゆがみや変色があります。

 (04年12月)


== 二胡リスト01 ==